イグナチオの霊性

ある意味、イグナチオの霊性は私たちの修道生活に「産声」を与えてくれました。

1877年、最初のシスターたちは、自分たちが育まれ、愛しているイグナシオの霊操か、司教から提示された他の祈り、生活形態のどちらを選ぶかの識別のためにイグナチオの霊操中でした。彼女たちは「聖イグナチオの会則に従いたい」の全員一致で決定しました。
イグナチオの霊性は祈り、神と全ての造られたものへの理解において特別な道でした。それは、イエズス会の創立者ロヨらの聖イグナチオによって記され、明白にされているので、イグナチオ的と呼ばれています。
イグナチオの霊性は貧しく、謙虚なキリストに従うことに中心がおかれていて、それは聖心侍女としての私たちの生活の全ての側面に行きわたり、全ての側面を深めるものです。
私たちの世界観は、この地球上の一人一人を大切に思い優しく、あがないのみ力で見つめている三位一体の眼差しによってつくられています。
私たちはキリストと同じものになるように招かれ、キリストのあがないの業に参与するパートナーとなるように招かれています。キリストが求め続けられたと同様に私たちは常により大いなる神の栄光を求め続けています。
私たちは全てを通して、私たちの社会の直中におられ、私たちの生活の中で働いておられる神を見出すことができるよう識別の女性となるよう学んでいます。(イグナチオの霊性の特徴的要素)

聖心侍女修道会日本管区