イグナチオの霊性

ある意味、イグナチオの霊性は私たちの修道生活に「産声」を与えてくれました。

1877年、最初のシスターたちは、司教から提示された他の祈り、生活形態ではなく「聖イグナチオの会則に従いたい」と全員一致で決定しました。
イグナチオの霊性は、イエズス会の創立者ロヨラの聖イグナチオによって記された『霊操』に基づいています。

イグナチオの霊性の特徴

イエズス会の創始者イグナチオ・デ・ロヨラ(1491-1556)が著した『霊操』に基づき、私たち聖心侍女は「貧しく謙虚なキリストに従うこと」(会憲40)を目指し、「何が神のみ旨であるか、すなわち、何が善であり、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえる」(会憲52)よう、霊的識別を学びます。これにより、「いかなる求めにも応じる心構えを持って常に神のみ旨」(会憲53)を求め、奉仕に献身していくよう促されます。聖ラファエラ・マリアがこの上なく寛大に神に応えたように、イグナチオのmagis(さらに)という精神にならい、できる限りの力でイエス・キリストが愛し抱かれたものを抱きたいという望みを絶えず深めます(会憲42)。

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