桜も満開、やっと春らしい穏やかな季節になってきました。 しかし米国ではトランプ政権に
なってあっと驚く政策が次々と打ち出され、世界の経済が揺さぶられ、とても穏やかとはいえま
せん。 それで今こそエコノミストの浜矩子さんから小気味良い解説を伺いたいと企画しました。
皆様方のご参加をお待ちしております。
日 時:2025年6月15日(日)14:00−16:30頃
講 演:「タリフマン来る~その無知と無謀と無頓着にどう立ち向かうか~」
講 師:浜 矩子 さん
<浜さんからの演題ご紹介>
「タリフマン来る~その無知と無謀と無頓着にどう立ち向かうか~」
「我はタリフマンなり。」ドナルド・トランプ米大統領がこう宣言した時、筆者の脳裏
にもう一人の「マン」のイメージが浮かびました。その「マン」は「アイスマン」。「ア
イスマン来る(”The Iceman Cometh”)」は、あるお芝居のタイトルです。作者は、20
世紀のアメリカを代表する劇作家ユージン・オーニールです。その主人公のアイスマン
ことヒッキーは、成績優秀なセールスマン。浮かばれない飲んだくれ仲間たちにとっ
て、彼は希望の星です。…だったはずだと言った方がいいでしょう。
ヒッキー・ザ・アイスマンとトランプ・ザ・タリフマンはまるで性格が違います。で
すが、彼らの間には大きな共通点が一つあります。それは攪乱力です。周囲をとてつも
なく振り回す。アイスマンの場合、攪乱力の要因は彼自身の苦悩です。それに対して、
タリフマンの攪乱力は、彼の無知と無謀と無頓着に由来します。どんな無知がどんな無
謀をもたらしているのか。タリフマン流の無頓着がどんなに危険なものであるか。これ
らのことについて、皆さんとご一緒に考えてみたいと存じます。こんな三つの「無」に
満ち満ちているタリフマンに我々は翻弄されてはなりません。
時間割 14:00~ お話、途中休憩、質疑応答 16:30頃まで
講師ご紹介:同志社大学名誉教授、エコノミスト
東京生まれ。一橋大学卒業後、三菱総合研究所入社。同社初代ロンドン駐在員事務所長。
同社経済調査部長、政策経済研究センター主席研究員を経て現在に至る。金融審議会、内
閣府PFI推進委員会委員などを歴任。各種ニュース番組にマクロ経済問題に関するコメン
テイターとして出演。著書に『愛の讃歌としての経済』『縁辺労働に分け入るフランシス
コ教皇の警告』(共著)、『地球経済のまわり方』、『人はなぜ税を払うのか・超借金政
府の命運』、『人が働くのはお金のためか』、『窒息死に向かう日本経済』など多数。『週
刊金曜日』や『Big Issue』の経済コラムも。
会 場:聖心侍女修道会 管区本部 東京都品川区東五反田3-8-5
JR山手線・東急池上線→五反田駅 下車 徒歩12~15分
都営地下鉄浅草線→高輪台駅 下車 徒歩8分
駐車場はありません
会 費:無 料
お問合わせ:聖心侍女修道会 管区本部 下田由子 (03-3441-6301)
石川治子 (03-3442-9201).