修道会の歴史/創立

聖心侍女修道会の創立

 聖心侍女修道会の創立者、聖ラファエラ・マリアは1850年3月1日、南スペインのコルドバに近いペドロ・アバドの大地主、ポラス家の10番目の女の子として生まれました。父のイルデフォンソは長年村長を務めた、この地方の有力者だったが、貧しい人のために尽くしました。
25歳の時、姉のドロレスと共に聖心侍女修道会を設立。ラファエラは、16年間にわたり院長・総長として生まれたばかりの修道会を育て、その精神を形づくり、土台を固めた。やがて彼女はその職務を退くとただの一修道女として、人目につかない修道院の中で、隠れた生活のうちに晩年の32年間を過ごしました。
1925年1月6日帰天。75年の生涯を閉じました。1977年1月23日 サン・ピエトロ大聖堂においてローマ教皇パウロ6世によって列聖されました。
「心が愛で美しくなればなるほど、一層、神の喜びとなる」、「わたしたちの心は特定の人にのみ開かれているといったものであってはならない」、「すべての人が幸せになるように働くこと、それが本当の愛」など、神と人への愛に燃え立つ言葉を数々残しています。彼女の生涯は深い愛と真実に貫かれた謙遜の鑑でありました。

「いしずえ」

聖心侍女修道会日本管区